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1 ![]() 今気になる時代、エドワーディアン。今気になるファション、エドワーディアン。 10年前には一般的にはさほど耳にしなかったのですが・・・ このごろよく聞きます。 オンラインショップにて販売中のレースセット 『はかなげに華やか エドワーディアンのかおりレースセット』 にあわせて、この時代背景を紹介します。 英国のエドワーディアンの瀟洒な住宅は今見てもすっきり優美。 私は、かわいらしすぎるヴィクトリアンアイテムよりずっとひかれます。 何度か英国に行ったり、当時のものにふれるうちに、エドワーディアン気分の… なんてことばをいつのまにか勝手に使い始めたこのごろ・・・です。 エドワーディアンってなあに?ベルエポックってなあにという方もたくさんいらっしゃるのでは?? コラムでエドワーディアンについて紹介しては?とザ・レースセンター原宿スタッフからの提案・・・ そう!私の好きなものはエドワーディアンの中にたくさん詰まっているのです。 エドワーディアンとは、イギリス国王、エドワード7世(1841年~1910年、 在位1901~1910年)の 時代に流行したロマンチックなスタイルを言う・・・ということですが、おおまかなイメージとして アールデコ文化のほんの少し前の時代、そしてアールヌーヴォーより後の時代です。 ベルエポックとかアールヌーヴォーから連想するのはパリ・ウイーン・バルセロナ・プラハなどの 街の建築様式、ファション、ジュエリーなどの曲線的な様式でしょう。代表的なのはミュシャの イラストなどのフランス文化。それに対してエドワーディアン・ルック(edwardian look)、 エドワーディアン・スタイル(edwardian style)はベルエポックの時代風潮を反映した 優美なシルエットを特徴としながら、英国の伝統を感じるようなものです。 そこで私なりの見解として、 この時代の英国はノッティンガムで1800年代中ごろジョン・リバー氏により発明された リバーレースマシーン(ボビンレースを機械化したもの)を駆使し多くのリバーレースを生産していますが、 まだまだハンドメイドのレースもたくさんつくられていた時代。機械レースも人の手を いっぱいいっぱいかけて、さまざまなテクニックが出そろった時代。 機械によるエンブロイダリーレース(刺繍レース)もすでにたくさん作られていました。 そんなレースを贅沢にシルクや木綿の布・ウールと組み合わせ、想いをこめ仕立てられたドレスや帽子・・・ 何となくアールヌーヴォーのイメージより少しカラッとしたエレガンスを感じます。 1枚のブラウス、1枚の下着、ナイティ、ハンカチ・・・どの1枚にも現代とはくらべようもないほどの 装う人の夢がつまっていたのでしょう。当時のデザイナーや仕立て屋さんのお客様への思いと 貴重な材料へ向かう真摯な姿勢が、糸の結び目ひとつひとつにも大切にこめられていたことでしょう。 このあたりはことばで説明するのがむずかしいので、以前英国湖水地方の書店で出会った写真集を ご紹介しますね。エドワーディアン時代の湖水地方に暮らした人々・・・ 大都市ロンドンから湖水地方でリゾート?・・・そんな気配をたっぷり紹介している写真集です。 ![]() ・・・ね、ね、ね?アールヌーヴォーと呼ぶものとなんとなく違います。イギリスらしさたっぷりでしょ?? 湖水地方はピーターラビットのふるさと。作者のベアトリクス・ポターの過ごした村・・・ どこかにポターのお友達や親類の方も写っているかもしれません。 そう、エドワーディアンはポターが多くの作品を生み出した時代なのです。 この時代の雰囲気を満喫するにはジェームズ・アイヴォリー(James Ivory)監督作品を鑑賞するのが おすすめ。うっとりするようなブラウスのディティール、室内装飾・・・何度見ても飽きない作品が いっぱいです。 「眺めのいい部屋」「ハワーズエンド」「金色の嘘」・・・20世紀初頭の英国貴族の暮らしぶりや、 エドワーディアンファッションがたっぷり。胸をキュンと握りしめられるような、凛として繊細に甘く、 美しいレースが胸がいっぱいになるほど登場します。 この時代のレースが一番バラエティに富んでいたのではないでしょうか? ![]() エドワーディアンのレースを紹介させていただく前にジェームズ・アイヴォリー監督の「金色の嘘」の場面を 少し紹介します。 その衣装はヴィクトリア朝、エドワード朝が一体となって…刺繍・ピンタック・レースをふんだんに 使っていながらも、ロココ時代のお姫様、宮廷ファッションと比較すると現代の服に近く、 この時代の麻や木綿のブラウスはいつ見ても飽きることなくわたしたちを魅了します。 それからジェームズアイヴォリー作品の「眺めのいい部屋」のなかで主人公の着ていたナイティーは 豪華で繊細なのにさわやかで、もちろんとってもロマンティック。 その時代の女性の装う気持ちの豊かさやせつない心のひだの数と同じように幾重にも重なったフリルやレース…。 豪華なのだけれども誇らしげな豪華さではありません。 あのパンフレットは長いあいだ大切にしているのですが、記憶をたどるだけでもうっとりします。 ![]() 現代ならウエディングドレスくらいに豪華でかわいかった。ブランドはもうなくなってしまいましたが、 金子功さんのショーの最後を飾ったコレクションのいくつかとイメージが重なります。 ![]() アイヴォリー監督はインドを舞台にした作品もあります。 これがまたすてきなんですよね。 アールデコの衣装がたまらない… シャネルが女性のコルセットをはずした直前の、 美しいバランスがエドワーディアンファッション。 ![]() ★オンラインショップにて販売中! LS-02 はかなげに華やか エドワーディアンのかおりレースセット \6,720 英国製、フランス製の繊細なレースのセット。 モノクロ映画のワンシーンに出てきそうなレースたちです。 材料としても、ストールにしても・・・いろいろ楽しめるレースセットです。 次回は当時のレースをいくつか紹介します。 どうぞお楽しみに・・・・・ ▲
by lacemiyaco
| 2009-08-04 23:45
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